検診

検診データに惑わされないようにしたい。

今回の検診のデータ指針は、ここへ来てようやく出たという好ニュースでした。
いままでさんざん異端扱いされていたデータ(情報)の方が真の健康に近っかた感想です。

血圧の上限が147まで上がったことが一番嬉しいです。

 

健康な人のデータを分析した値。 これこそ真の健康値でしょう。

今までは、健康診断と言いながら、病気の人のデータを基準にしていたわけです。
要するに病気診断が本当のところでしょう。
病気診断の診断基準は、この値を超えれば病気になってもらわなければならない値です。
だから、値を外れると治療(投薬)が必要とされたわけです。
それは自覚症状のなかった人には、予防的ではあったかもしれません。
しかし、もともとの選別基準値が、超健康者を選別する試験のようなものでもあったということですから厳しいものです。

たとえると、平均台があって、それを渡れれば健康とします。
まあ体力的には健康でしょう。
ところが、渡るときに検査員がいて、ちょっと右にふらつきましたね。といって投薬をするようなものに感じます。

たとえ平均台から落ちたとしても病気ではないですね。
平均台に上れないとすれば、少し問題だとは思いますが。

平均台は、体力的に優れた人を選別するには良いでしょう。
今の検診は、そういう超健康者選別であるような気がするわけです。
無理矢理に注射器を刺され血を抜かれたり、バリウム飲まされたり、本当に肉体的苦痛が伴います。 人によっては、裸にされるだけでも苦痛でしょう。
ですから検診と言うより、本当に厳しい試練、病気発見試験という実感があります。

検診という健康な人向けの検査に使う基準が病人のものである。
それが、今回の健康値では、健康者のデータを使っています。
平均台を渡るときに、ちょっとくらいふらつくことは普通にありますし、落ちても倒れずに笑ってやり直せる人が病気の訳がないですね。

人間は機械と違って、自然治癒力があります。(機械でも少しは自己治癒力があるかもしれませんが。)
ましてや、個人差を入れればデータは大きく変わります。
データはあくまで指針であって、細かいデータに一喜一憂しない姿勢を持ち続けたいと思います。

注:大きな診断データは指針としています。
体重、身長、視力、血圧(自己検査)
今回の基準値の見直しは、このままでは病人が増えすぎて、医療費がかかりすぎるという経済的なものです。
今まで基準値が厳しくなっていたのも、製薬会社の利潤追求と言われています。
要するに基準値は、真の健康という基準からずれていた(いる)わけですね。
経済的理由で健康が左右されることは、個人でもあたりまえですので批判するものではありません。
経済的な理由を含めて、自分こそ自分の最良の主治医であるという姿勢が健康を維持するために大事だと思います。

従来値 新基準
血圧 性別なし 男性 女性
y:年齢差あり
収縮期 129以下 88-147
拡張期 84以下 51-94
     
総コレステロール 140-199 151-254 145-280y
LDLコレステロール 60-119 72-178 61-190y
空腹時血糖 99以下 83-114 78-106
HbA1c 5.5以下 4.97-6.03 4.83-6.20y

新基準 (一部)

新たな検診の基本検査の基準範囲より作成

アラ120

 


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