タバコって不思議な存在だと思います。
2016/03/03
食事時の喫煙は必要
煙草(タバコ)って、不思議ですよね。なくても生きて行けるはずなのに。逆に体に悪いと言われ続けても吸う人は吸います。
無煙タバコが流行るかなと思ったら、体に悪いと言われてすぐに捨てた人がいると聞きました。 本物のタバコも体に悪いと言われますが、そういう理由では捨てません。
本当はタバコは体に悪くないと感じている人もいるようです。 そういう人がタバコをやめるのは、くさいとか煙いとか言われることが辛いから。
タバコは良くお酒と比べられます。 お酒も生きて行く上で無くてよい筈なのにタバコほどは虐(いじ)められません。
実は私はタバコを吸いません。 どうもすいません。
挑戦したことはありますが、煙たいだけでおわります。
だからこそタバコの存在を不思議なものと感ずるのだと思います。
なぜたばこ吸う?
どうも、脳の神経伝達物質としてニコチンが使われるようです。
ニコチンは、通常の脳内伝達物質よりも、性能が良いようです。
ですから、ニコチンがあると、脳が良く働いて普通より良い考えが浮かんだり、神経がとぎすまされて良い作品を生んだりするようです。
良く料理人が、「俺の料理の前にタバコなんか吸われたら、味がわかんねーじゃねーか」と言って、禁煙にするということを聞いたことがあります。
でも、それは逆ではないかと思います。ニコチン、つまり脳内伝達物質を増やして、感覚をとぎすませてもらった方が味がわかります。 つまり、料理の前にタバコを吸う者としては、「これから美味しい料理をたべるから、味覚をとぎすませるぞ。 満足感をおもいっきり得るぞ」という良い意味の準備だと思います。
タバコを吸う人にとっては、タバコで舌が麻痺するのではなく、たばこの味以外の味覚を高めて、全体として舌の感度を上げるということです。味は、舌で感ずるのではなく舌からの信号によって、脳が処理して味として感ずるわけですから。 脳内で、タバコの味はマイナスして処理すれば良いだけですから。
だから、「俺の料理の前にタバコなんか・・」といって、禁煙にすると、本当に俺の料理の味がわからなくなる。 のではないかと思います。
タバコを吸う人に対しては、「俺の料理の前にはタバコを吸って、神経とぎすませてくれ」というのが本当の味勝負だと思います。
言い換えると、タバコを吸う人は、ニコチンが脳内に十分無いと、味がわからないのです。
だから食前はともかく食後の一服は絶対に外せないと思います。
タバコを吸って、ニコチンを入れて、初めて脳内で味の信号が伝わる。
このことは、医者でさえ認めています。
病院で、食後の一服だけは許されると、入院した人から聞いたことがあります。
その一服さえ許されていない人は、最高の素材と、最高の調理人による料理も味気ない記憶しか残らないでしょう。
そういう意味で、ニコチンを必要とする人には禁煙は酷なことだろうと思います。
カウンター形式の串焼き店で食事中に、隣りに座った若い男性がいきなりタバコを吸い始めました。 自分は、ウズラの串焼きを、大きな口をあけてまさにたべようとするときに濃厚な煙が来てむせて吐き出しそうになったことがあります。
板さんはそれを見ていて止めようともしなかったことが残念な経験として有りました。
でもこうやってタバコ飲みを分析してみたら、単に美味しく食べようとする準備だったんだな。隣席者の最初の一服だけの間、自分の食を止めておしゃべりしていれば良いのだと納得できました。
アラ120 (人は120歳まで健康に生きることができるはず。)