健康法

異なる健康法。 どちらも正しいのでは?

健康法にはいろいろありますが、不思議なことにたいてい真反対(まはんたい)の意見、主張があります。
ちょっと思いのままに上げてみます。

・肉を食べると 長寿 いや食べない方が長寿
・水をたくさん飲むと良い いや飲まない方が良い。飲み過ぎは身体を壊す。
・よく寝た方が良い いや寝過ぎは不健康
・運動するほど身体に良い いや運動しすぎが老化を招く
・血圧が高いと危険 いや、必要だから高いのであり下げると危険

寝る食べる飲む動くという、生きている基本の動作、全員が経験していることでさえ意見が違う。
なんとも不思議な話ではないですか?
それではみなさんどうしているかというと、普通にしているということでしょう。

何が言いたいかというと、寝た方が、飲んだ方が、食べた方がなど、方が(ほうが)良いという思いを抱くには、なんらかのきっかけがあるということです。
そして、普通の人にはきっかけがない。

きっ‐かけ【切っ掛け】
  (2)物事を始めるはずみとなる機会や手がかり。「―をつかむ」 広辞苑

きっかけは、「なんだか体調が悪い」ということが多いのではないでしょうか。
「あの人はなんであんなに元気なのだろう」という疑問もきっかけかもしれません。
いずれにしても言えることは、普通に健康であれば、身体のことは何も意識しないということです。

健康なときは何を食べても美味しいし、眠くなったら寝て、気持ちよく起きる。睡眠時間なんて考えないでしょう。

言い換えれば、身体に関する不具合は、本来感じたことが無い。
考える必要は無い。 ということでしょう。
野生の動物が、健康のために運動したり、睡眠時間の調整などをしているでしょうか。

人間も本来は、健康のことなどを考えず、身体からは気持ちよいとか、美味しいとか、暖かいなどの良い情報だけを得れば良いわけです。
その前には当然、気持ち悪いとか寒いとかの情報を得ていることが前提ですが。

その得る情報の順番がちょっと違うだけで、健康法の評価が変わってしまうのではないかなと思いました。

肉を食べることの無い生活が続いていた結果、肉を食べると急に元気になった。
すると→肉は健康に良い。 という考えになります。

逆に、肉ばかり食べる生活が続いていた。 すると→肉をやめて野菜中心にしたら体調が良くなった。→結果として、肉は健康に悪いという考えになる。

どう考えるかは、ちょっとした順番の違いでしかないように思えます。

結論→どちらも良いときがあるし。 どちらも悪いときがある。

 


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